日本学校教育相談学会 学会誌作成委員会
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●創刊号(1991 年度)
I.論文
「無気力生徒のパーソナリティ特性(第1報) ― 自律へのアプローチに向けて」河村眞志
「場面緘黙生徒の心理治療に関する一考察 ― 教育相談としての絵画でのかかわりを通して」中村忠生
「教育相談と医療機関との連携のあり方 ― 養護教諭の対応を中心として」岡志保子
「不登校傾向を示す子どもを核にした学級経営」西井善孝
「教育相談を生かした生徒指導についての一考察 ― 生徒指導主事の創造的・総合的・生産的役割と試み」岩井俊二・土田修緑
「学校における電話相談」田邊昭雄
Ⅱ.第2回大会研究発表論文
「登校拒否児における回復状況に関する研究 ― 登校拒否回復状況の追跡調査から」宮森正勝
「相談学級(登校拒否児対象)におけるキャンプの有効性について」沖久幸・植野幸宏
「学校における教育相談の推進に関する研究 ― 学校コンサルテーションの実践を通して」木村巌
Ⅲ.実践事例等
「学校における教育相談係の取り組み」藤井和郎
「母の変容をきっかけに、学校不適応から立ち直りつつあるC男の事例」小玉有子
「登校拒否T男の指導 ― 養護学校との連携を通して」影山憲一
「不登校Aさんとの1年半 ― 心の成長にかかわって」柴田日出子
「登校拒否傾向のあるY男について」小林昌二
「登校拒否生徒の相談学級での変容 ― 学校行事への参加を通して」山田典夫
●第2号(1992 年度)
I.論文
「教育相談における効果的な保護者面接のあり方」加藤純一
「学校教育相談の実践 ― スクール・カウンセラーの可能性を求めて」平松清志
「深層心理学とカウンセリング ― 学校教育相談の深まりを求めて」中野武房
Ⅱ.第4回研究大会発表論文
「ロールプレイングによる事例研究会」金子賢
「教師の生徒理解と学校教育相談の実践的課題」森川澄男
「『南教育センター方式』をとり入れた事例研修会の工夫・改善に関する調査研究 ― 校内研修を通した『積極的な生徒指導』の推進を目指して」佐藤義隆
「複合型登校拒否生徒S子にどのようにかかわったか ― 学校・家庭・専門機関の連携の下で」笠松勇司
「カウンセリング・マインドを基にした学業指導のあり方」高橋富士善
Ⅲ.実践事例等
「教育相談における援助技法の研究 ― 学校教育相談における箱庭療法の活用を目指して」渡部徹
「校内における教育相談体制」河村紀
「特別教育活動に誘ったことがきっかけで立ち直ったS子の3年間 ― 授業にも保健室にも行けないが、クラブ活動には参加できた」片江美智子
「相談的対応をいかしたHR指導 ― いじめ問題への取り組み」猪狩雅暉
●第3号(1993 年度)
I.論文
「教室内での生徒の動向観察による問題行動の予防 ― 20 分間でできる観察と分析方法の一例」西惠子
「エゴグラムによる生徒の分析と事例研究」東勝勇喜
「学校教育相談における早期回想の活用事例」田邊昭雄
「無気力生徒のパーソナリティ特性(第2報) ― ケース検討をとおして」河村眞志
「<母親コンピテンシイ>の回復過程 ― 登校拒否児を持つ母親との面接」宮沢薫
「『登校拒否』の子どもの自己実現 ― 子どもの心の『光と影』の両面に着目する教育相談を」西尾弘
Ⅱ.第5回研究大会発表論文
「学校教育相談の今日的課題 ― カウンセリング関係に入るまでの過程を中心に」清水敦彦
「月経痛緩和のための教育的指導に関する研究」竹内美穂・深沢ひろむ
「学校不適応生徒に対する指導法の研究 ― 子どもを捉える教師の視点と子どもの対応」小谷彰範
「児童の適応に関する学校・社会心理学的研究 ― 不登校児を中心にして」佐々木美代子
「地域における教育相談の推進 ― 教育相談員による学校への援助・指導」須永敏江
「高等学校における教育相談活動の推進 ― 役割の明確化とその連携による実践」高桑靖雄・福島節子・松下珠代
Ⅲ.実践事例等
「思春期を乗り越えるために ― 登校拒否の状態にあるA子とかかわって」柴田貴世子
「教師の指導力を発揮させるための教育相談活動 ― 学校不適応を中心として」平野正敏
「参与型授業 ― 学生とつくる教育学 ― 開発的教育相談の一環として」土田修緑
「『行動カウンセリング理論』を活用した課題研究の試行」矢口三子夫
「ホームルームの人間関係づくりの技法」鈴木祐弘
●第4号(1994 年度)
Ⅰ.論文
「子どもの社会性の発達を支える条件に関する一考察 ― その母親への援助のあり方を探る視点から」中原美恵
「心理面接過程に関する一考察 ― 遊戯療法を中心にして」平松清志
「高等学校の授業場面における『カウンセリング・マインド』質問紙」大友秀人
「開発的教育相談と道徳の授業」宮地良春
「不登校の心理的原因の分析 ― 理論編」野崎宏幸
「学校と相談機関の連携を考える ― システム的観点からの一試案」斉藤代一
Ⅱ.第6回研究大会発表論文
「マリリンに逢いたい ― 登校拒否児における被虐待経験の癒しについて」木下真子
「好青年に関する実証的研究(1) ― 好青年に求められる条件の分析」中薗崇・今井五郎・赤藤和仁・荒井良明・毛塚哲也・深沢都子・森本芳子・山田みゆき
「リラクセイションの活用に関する研究 ― 高等学校における実践を通して」藤原忠雄
「学級活動を通して生徒が自己決定を図るために必要な、教師の指導・援助に関する研究」加松浩
「教員の連携を深め、共通理解・共通実践をはかるための取り組み ― 教育相談通信『ポンモイ岬』について」瀬戸健一
「地域に根ざした教育相談活動 ― 民間の相談機関『かぶら子ども相談室』を開設して」今井芳子・坂本静枝・瀧上くら・黒沢篤・樋口正子・高橋純子
Ⅲ.実践事例等
「小学校における教育相談の取り組み ―『教育相談だより』を生かして」今成久子
「対人恐怖の通信制高校生との面接」松本剛
「登校拒否児童・再登校への援助 ― 保健室登校事例から」佐野孝子
●第5号(1995 年度)
I.論文
「登校拒否中学生の精神的特質に関する研究」田中正英
「カウンセリング研修と事例研究 ― 学校教育相談担当者の資質向上のために」平松清志
「進路相談の理論と実践 ― スクールカウンセラー制度における開発的教育相談の重要性」上杉剛嗣
「登校拒否の心理メカニズム ― ここが拒否の真因」木下重美・坂井貞雄・荻野俊行・小林邦雄
「高校生の登校拒否事例の事後経過 ― その後の進路状況を中心にして」加藤純一
Ⅱ.第7回研究大会発表論文
「教師と児童の人間関係を促進するための一考察 ― 教師と児童の認知のズレの発見とその生かし方」関根たまえ
「構成的グループ・エンカウンターが中学生の自尊感情、学級適応感、学級雰囲気に及ぼす効果 ―中学校における予防的・開発的教育相談の実践をめざして」大関健道
「登校拒否事例への訪問面接の方法と問題 ― 構造論的視点からの検討」長坂正文
「開発的教育相談の試み ― 高等学校における望ましい学校教育相談活動について」飯野哲朗
Ⅲ.実践事例等
「不登校傾向児への援助法に関する一考察 ― 早期の対応がもたらしたもの」島田裕司
「視線恐怖に悩むA子への予防的心理療法の試み ― 年度の変わり目における教育相談と教師の心理治療への抵抗のあり方に着目して」中村忠生
「お母さん、ちゃんと見ていて ― 聴かせていただくことに集中したかかわり」荒木幸子
●第6号(1996 年度)
I.論文
「高等学校におけるブリーフ・カウンセリングに関する研究」定金浩一
「箱庭療法を学校教育相談へ導入することの意義」平松清志
「1時間の構成的グループ・エンカウンターを用いた進路学習に関する検討」高工弘貴
「『生徒をとらえる教師の視点』と『生徒の学校への適応感』との関連についての研究」上野眞理子
Ⅱ.実践事例等
「相談室を中心にした登校拒否問題」 鹿野亮
「母子分離不安による登校拒否児とその母親に対する援助の事例研究」 片山さゆ
「『いじめ』への相談的対応 ― ある女子中学生とのかかわりを通して」 伊藤洋子
「神経性食思不振症の女子生徒への援助」 遠山久美子
●第7・8合併号(1997~1998 年度)
招待論文
「日本における学校教育相談の課題 ― 教育委員会と教師に期待したいこと」 國分康孝
I.論文
「授業場面における『カウンセリング・マインド』の実証的研究」 大友秀人
「適応指導教室の現状と通室者の分析」 本間友巳・中川美保子
「児童の自己肯定感を高める人間関係の研究 ― 構成的グループ・エンカウンターを生かして」高橋励
「不登校児童生徒の家族への援助と学校のかかわり方 ― 家族システム論からの一考察」大江庸子
「女子中学生に対する行動目録法の適用に関する事例研究 ― 生活への意欲促進を目的として」鈴木節子・稲垣応顕・犬塚文雄
「私の考える学校教育相談 ― 学校や教員の在り方などを含めた私見と提言(高校を中心に)」田中京子
「学校教育相談におけるピア・カウンセリング」 田邊昭雄
「保健室登校に対する養護教諭の対応の在り方」 出原嘉代子・塩田瑠美
「社会的スキルの向上を目指した援助の在り方 ― 小学校高学年における実践を通して」石川芳子
Ⅱ.実践事例等
「登校拒否女子生徒への訪問面接事例 ― 絵本を接点としたかかわり」 長坂正文
「相談室で語った不登校生徒の思い ― 中学生女子の二つの事例を通して」 駒田隆子
「心理治療と教育的支援との統合的アプローチ ― 登校拒否生徒の事例を通して」橋本秀美
●第9号(1999 年度)
招待論文
「学校カウンセリングの諸問題」氏原寛
I.論文
「学校教育相談の定着過程への一考察」和井田節子
「私の考える学校教育相談 ― ソーシャルワークに学ぶ」藤牧恵
「教師の意識変化が児童の適応感に及ぼす影響について ― 教師が児童を捉える視点を明らかにし、自己の振り返りを支援する活動を通して」宇井真理
「高校生が求める生きる力としての資質能力」筱更治
「開発的教育相談の技法を活用したHR経営 ― 生活分析的カウンセリングとグループ日誌の活用を中心に」田中將之
Ⅱ.実践事例等
「境界例の指導事例」嶋崎壽勝
「『アスペルガー症候群』の男子高校生の事例 ― 保健室での発達援助的かかわり」遠山久美子
●第10 号(2000 年度)
対談
「学校教育相談の回顧と展望」小泉英二・今井五郎 司会:長岡利貞
I.論文
「学校教育相談における感情表出トレーニング適用の研究 ― その意義と課題」稲垣応顕
「スクールカウンセラーと教師の関係 ― スクールカウンセラー制度に関する小中学校教員の意識調査」山下融子
Ⅱ.実践事例等
「“僕は虎が好き”と言った高校生不登校事例 ― 訪問面接の構造と目標」長坂正文
「定時制高校生へのリラクゼーション訓練の試み ― 呼吸法と自律訓練法を通して」野田暢子
「対人不安の青年に対する認知行動カウンセリングの試み」渡辺元嗣
「教育相談におけるロール・レタリングの導入」岡本茂樹
「高等学校における『カウンセリングゼミナール』の取り組み」中原國子
●第11 号(2001 年度)
招待論文
「学校教育相談の充実に向けて ― 校内体制づくりと校外資源の活用」鵜養啓子
「ブリーフセラピー、なかでもソリューションフォーカスト・アプローチについて ― 学校教育相
談をより効果的、効率的にするためのヒントとして」白木孝二
Ⅱ.論文
「東京都私立中学高等学校の教育相談体制の実態と課題 ― 調査結果をめぐっての考察」高野利雄・丸山恆
「いじめを防ぐ学級集団構造の一考察」小川正人
Ⅱ.実践事例等
「学級経営に悩む教師へのコンサルテーションの取り組み」塩見浩二
「保健室と相談室の連携強化に関する研究 ― 保健室の役割を高めるために」高賢一
「『思春期自己臭妄想症』で不登校を繰り返す生徒の事例 ― 養護教諭をキーパーソンとする校内プロジェクトの支援的かかわり」外山恵子
「自殺未遂事例の予後訪問指導 ― 女子中学生の自殺企図の事例」片山さゆ
Ⅲ.講演抄録
「カナダにおけるスクールカウンセリングとピアサポート・プログラム」トレバー・コール、デビッド・ブラウン
●第12 号(2002 年度)
I.論文
「不登校の状態像の抽出と分析」小澤美代子
「引きこもりタイプの不登校の特徴と長期間の訪問面接」長坂正文
「高校生が学校教員に期待する生徒相談」筱更治
Ⅱ.実践事例等
「パーソナルパイを用いたProcess Oriented Memory Resolution による集団療法 ― 学校における危機管理」藤森貴美
「自殺企図のある女子高校生の事例 ― 保健室からの支援を中心に」外山恵子
「教育相談の目を通して授業を探る ― 授業リフレクションの分析から教育相談的かかわりを考える」横井孝一
「別室登校を行う児童への支援に関する実践的研究」荒金誠司
Ⅲ. ASCA との連携・協働に向けて
「ASCAとのパートナーシップ ― 序にかえて」大野精一
特別招待講演
「School Counseling in America」シャン・ギャラガー
●第13 号(2003 年度)
I.論文
「パニック障害と診断された女児に対する校内チームと専門機関との連携による援助事例」高倉和子
「教師とスクールカウンセラーの連携の有効性に影響を与える要因の研究 ― 高校の学校組織特性に着目して」瀬戸健一
「学校・福祉・医療の連携によって援助された『不登校』高校生の事例」水野行範
「不登校生徒に関する外部諸機関との連携の事例 ― 精神神経症の母親とM子をめぐって」星野陽子
「自他を大切にする心を育むプログラムの開発」行木順子
「小学校1年生女児の祖母との分離不安事例 ― 母なるものからの分離を再三経験した女児」斎藤敏子
「対話精神療法に基づく資質開発的援助 ― 『いじめられっ子』の事例を通して」井上信子
「ピア・サポート学習の実践」大場陽子・山崎トシ子
「学校におけるグループ面談の研究 ― 適度な人間関係の再体験を通じて」川俣邦彦・栗原慎二
Ⅱ.学会主催シンポジウムの報告
「学会主催シンポジウムを企画して」日野宜千
「学校教育相談とは」大野精一
「アメリカにおける包括的スクールカウンセリングの構造と日本の学校教育相談」本田惠子
「教育課程の一形態としての生徒指導・教育相談の考え方・進め方の見直しを!」高橋哲夫
●第14 号(2004 年度)
I.論文
「養護教諭の健康相談活動(ヘルスカウンセリング)について ― 心理的変数や職務遂行度等の関連を中心に」佐光恵子
「適応指導教室における子どもへの効果的な支援方法に関する研究」高賢一
「カウンセリング・マインドをふまえた授業の検証(第1次) ― 大学生がとらえた教師の姿勢・態度・方法・技術から」西君子
Ⅱ.実践事例等
「『関係療法』の試み ― いじめ関係から共感関係へ」井上信子
「『別室登校』における女子生徒たちへの支援 ― 『別室』の位置に注目して」目黒信子
「自傷行為を伴う中学生への短期集中型の訪問教育相談」米田薫
「学級崩壊の主役の少年への訪問カウンセリングとソーシャルワーク的な援助」片山さゆ
「小学校組織の中に教育相談活動を導入する試み ― 担任を持たない一教師として」吉田優
●第15 号(2005 年度)
I.論文
「共感不全場面における教育相談担当教師の話し手に対する態度 ― 教員養成系大学生および他の教師と比較して」鈴木郁子
「学校カウンセリングの現状と展望」相馬誠一
「中途退学者の事例に関する分析研究」杉山雅宏
Ⅱ.実践事例等
「適応指導教室における解決志向ブリーフセラピーの実践」高賢一
「ADHD児童をめぐる教育的支援事例 ― 『二次的問題の発生の阻止』と『環境調整』を介入目標として」池島徳大
「中学生における社会的スキルの現状と課題 ― 『上手に断るスキル』の向上を目指して」市川真知子・佐光恵子
「不安定な思春期女子の事例 ― 不登校に対するチーム会議の取り組み」春日井敏之・山縣桂子・中川美穂子
Ⅲ.学会主催シンポジウムの報告
「日本学校教育相談学会の今後の進むべき道を問う」
●第16 号(2006 年度)
I.論文
「適応指導教室入室前後の時期における支援の一考察」坂井亮一
「児童のアサーションと学級風土認知の関連」高橋均
「不登校支援における組織的な対応と支援チームの在り方に関する研究」藤亀美紀・栗原慎二
「小学校でのストレスマネジメント教育の効果について ― 動作法に基づくストレスマネジメント教育の効果の持続性」黒岩淑子
「中学生の教師に対する援助要請スキルに関する研究」岩瀧大樹・山崎洋史
Ⅱ.実践事例等
「保健室における社会的スキルのグループ指導に関する検討 ― 小学生の不登校を予防する視点から」岩田ひとみ
「息子の場面緘黙に悩む母親への支援」佐塚泰子
Ⅲ.学会主催シンポジウムの概要報告
「学校教育相談の機能アップへの具体策を問う」
Ⅳ.調査報告
「学会員の現状と意識調査(要約)」調査研究委員会
●第17 号(2007 年度)
I.研究論文
「中学校教師の生徒認知レベルと対応行動・情報収集の関連についての探索的検討」茅野理恵
「学校におけるグループ面談の研究Ⅱ ― 学校高適応群の生徒への適用」川俣邦彦・栗原慎二
「中学生の教師への援助要請スキルと学校生活適応との関連」岩瀧大樹・山崎洋史
「保護者の抱く『対教師魅力』と担任教師の職務に関する意識の関連に関する研究 ― 保護者と教師の良好な関係性の構築に向けて」金子剛志
Ⅱ.実践事例等
「学校教育相談が機能する教育行政の実践」藤井和郎
「高校生を受け入れる適応指導教室の意義と課題」高賢一
「不登校傾向児童生徒へのメンタルフレンド活動の実践」大原榮子
「特別支援教育に生かす教育相談 ― ADHD児へのチーム支援の事例から」中里和裕
Ⅲ.学会主催シンポジウムの概要報告
「学校教育相談の役割と責務」
Ⅳ.追悼 小泉英二先生
今井五郎・日野宜千・向後正・甲斐志郎・金子保・高山和雄・森川澄男・嶋﨑政男
●第18 号(2008 年度)
I.研究論文
「女子大学生の学業的延引行動に及ぼす幼少期の親の働きかけ認知と学業的動機づけの影響」龍祐吉・橋元慶男
「中学生の対人関係や社会性を高めるスキル教育のカリキュラムに関する実践的研究」中村豊
「学校におけるグループ面談の研究Ⅲ ― シングルセッションモデルの開発」栗原慎二・川俣邦彦
「中学校入学時の子どもの期待・不安へのソーシャル・スキル・トレーニング効果の検討」岩瀧大樹
Ⅱ.実践事例等
「高機能自閉症児が在籍する幼稚園の特別支援教育コンサルテーション」高中達也
「アスペルガー障害の子どもの成長過程 ― 学校における集団活動を通して」伊神京子・花井正樹
「亡くなった母親のイメージを追い続けて不登校傾向になった女子高校生との面接過程」 小泉隆平
「相談係によるコンサルテーションと校内外の連携 - リストカットと自殺未遂経験のあるB子の事例を通して」 石川美智子
Ⅲ.学会主催シンポジウムの概要報告
「学校教育相談学の提言は教育実践にどうかかわっていくか」
Ⅳ.平成19 年度会長諮問プロジェクト答申
「学校教育相談の在り方 ― 学校教育相談と特別支援教育の関係についての理論的・実践的考察」学校教育相談の在り方検討委員会
●第19 号(2009 年度)
I.実践事例等
「クラス担任を中心とした自然発生的援助チームで支えた男子高校生の事例 ― 教師カウンセラーの果たす役割と工夫」小泉隆平
「レジリェンスを育成する学校教育相談の試み ― 中学3年生男子生徒の回復のために」池田誠喜
「アスペルガー症候群の男児への教育相談的介入 ― プレイセラピーにおけることばとボールを用いたソーシャル・スキル・トレーニングの効果」岩瀧大樹
「『高校をやめたい』という生徒への訪問教育相談」米田薫
「心理アセスメントやグループ・アプローチを取り入れた小学校1年生の学級づくり」松本直美
Ⅱ.平成20 年度会長諮問プロジェクト答申
「本学会の研修体系・カリキュラムの在り方について」研修体系・カリキュラムの在り方検討委員会
Ⅲ.日本学校教育相談学会20 年の歩み
日本学校教育相談学会20 年誌作成委員会
●第20 号(2010 年度)
I.研究論文
「キャリア教育における心理教育的アプローチによるプログラムの検討」井島由佳
「感情理解をねらいとした授業が児童の情動知能と学校適応に与える効果」山田洋平
「学校におけるグループ面談の研究IV ― クラス意識の変化の検討」川俣邦彦・栗原慎二
「小学校教師におけるストレス構造の解明」藤原忠雄・古市裕一・松岡洋一
Ⅱ.実践事例等
「不登校の高校生とその保護者へのリアリティセラピーを適用した面接事例」米田薫
●第21 号(2011 年度)
I.実践事例
「高校におけるグループ対人関係療法的アプローチの実践 ― 集団が苦手なA子の自己受容過程に注目して」深谷佳子
「知的障がいをともなう自閉症女子生徒への遊びによるかかわり ― 同型遊びから交替遊びへの移行に着目して」永田智子
「摂食障害の女子高校生への援助事例 ― クラス担任の負担感の軽減に着目して」小泉隆平
「無断欠席を繰り返す非行傾向生徒への支援事例 ― コーディネーション活動に着目して」石川美智子
Ⅱ.資料
「教育支援センターと学校の連携の現状と課題 ― 文献研究を通して」坂井亮一
「生徒指導・教育相談にかかわった退職教師のキャリア発達 ― ライフヒストリー・アプローチによる事例分析」小林由美子
●第22 号(2012 年度)
インタビュー
「嶋﨑政男新会長へのインタビュー」
Ⅰ.研究論文
「食行動異常と認知行動的セルフモニタリングの関連 ― 青年期の過食傾向から」山崎洋史
Ⅱ . 実践事例
「パニック障害の中学生男子生徒への援助事例研究 ― スクールカウンセラーの立場から認知行動療法を取り入れて」岩瀧大樹・清水勇
Ⅲ.資料
「高校生の家族イメージと学校生活への適応状態との関係 ― 仮設的な因果モデル構築の試み」麻喜総一郎
「喪失体験をした児童生徒に対応した教師が感じた不安・戸惑いとサポート希求 ― テキストマイニング分析の試み」茅野理恵
●第23 号(2013 年度)
特別寄稿
「互いに 磨き合い 支え合って」繁浪啓子
I.実践事例
「援助チームで取り組んだ不登校の高校生の事例 ― 父親の役割回復とシステムズ・アプローチの視点を取り入れて」豊永亨輔
「サポートグループ・アプローチによる不登校事例への支援」八幡睦実
Ⅱ.資料
「小学校における管理職によるマネジメントとチーム支援実践例 ― 自閉症児と保護者へのかかわりを通して」小林勉
●第24 号(2014 年度)
I.実践事例
「不登校生徒に対する認知および行動的側面への介入による再登校支援 ― 適応指導教室における実践報告」河野順子・神田弥生
「クリアリング・ア・スペースを活用したフォーカシング技法の有効性 ― 問題の核心に直面することを避ける女子高校生の事例をとおして」小泉隆平
「女子高校生の過食行動に対するコラム法を用いた認知行動的セルフモニタリングカウンセリング」山崎洋史
Ⅱ.資料
「女子大学生のキャリア教育における自己効力感およびキャリア・レディネスに関する研究」田島祐奈
「不登校女子生徒に対する同時制作法によるコラージュ療法事例」鈴木章乃
●第25 号(2015 年度)
Ⅰ.巻頭論文
「自殺事例の調査報告書から考える ― いじめとの関連の検討とともに」長岡利貞
Ⅱ.研究論文
「危機状況から脱した教職員の変容のプロセス ― インタビューにおけるナラティブの分析を通して」山本佐江・髙橋あつ子
Ⅲ.実践事例
「適応指導教室(教育支援センター)の支援に関する実践的研究 ― 目標の明確化とそれに基づく支援プログラムの展開」米田薫
Ⅳ.資料
「スクールカウンセリングにおける教師へのコンサルテーションの特徴と課題」石原みちる
「第26 回大会自主シンポジウム概要 いじめ問題を考える」
●第26 号(2016 年度)
Ⅰ.巻頭論文
「今,学会誌に求められるもの」栗原慎二
Ⅱ.寄稿論文
「困難を抱える子どもたちとの学校心理臨床から学んだこと ― 30 年間の実践と研究成果をふり返って ―」橋本秀美
Ⅲ.研究論文
「定時制高校の中途退学者と学校継続者の比較による検討 ― 進学動機とストレス反応に着目して―」吉原寛
Ⅳ.実践事例
「スクール・エンゲイジメントの視点を取り入れた学校教育相談活動の試み ― 知的障がいが疑われる生徒の支援事例を通して ―」池田誠喜・金児正史
●第27 号(2017 年度)
Ⅰ.寄稿論文
「高校相談室における箱庭の実践」長坂正文
Ⅱ.研究論文
「中途退学者の多い高等学校における特別支援教育プログラムを活かした実践 ― ユニバーサル予防の視点の援用 ―」藤原和政・田邊昭雄
Ⅲ.実践事例
「学校適応に困難を示す特別支援学校高等部生徒への支援実践 ― 知的障害の程度が軽度な2事例を取り上げて ―」伊藤佐奈美
「心理教育『キラキラプログラム』に関する研究 ― 小学3年生児童を対象とする実践事例 ―」齋藤麻衣・米田薫
「クラス再生を目指したグループアプローチの活用 ― いじめが起こった小学校6年生学級への援助事例 ―」伊澤孝
Ⅳ.資料
「輔導教師に関する台湾研修報告」田邊昭雄
●第28 号(2018 年度)
Ⅰ.寄稿論文
「夢分析をもとにした不登校からの『回復』」蔭山昌弘
Ⅱ.実践報告
「いじめを苦に自殺を決意した女子中学生との面接過程 ―EMDR と認知行動療法を併用した事例―」赤尾宗一
Ⅲ.資料
「通信制高校における不登校経験者の適応状況と学校支援との関連」金子恵美子
●第29 号(2019 年度)
Ⅰ.寄稿論文
「『いつでも どこでも だれでも』教育相談に取り組むために」古田信宏
Ⅱ.研究論文
「公立小学校での『感動する心や畏敬の念』教育における困難性と求められるサポート」平野仁弥
Ⅲ.実践報告
「小学校3年生学級づくりの実践 ―PBIS,ポジティブカード,ピアメディエーション,対人関係ゲームの活用―」石川美由紀
Ⅳ.資料
「児童相談所からみた学校との連携の諸問題 ―インタビュー調査の結果から―」石川美智子
「心理教育『キラキラプログラムⅠ』の実践と効果に関する研究」米田薫・和久田耕平
●第30 号(2020 年度)
Ⅰ.特別寄稿
「子どもをとりまく環境と教育相談の今後を考える」白井利明
Ⅱ.資料
「学びのエキスパート尺度作成の試み」髙橋あつ子
「生徒の問題行動に対する担任とスクールカウンセラーの協働プロセスのモデル化-複線径路・等至性モデルを活用した事例分析から-」浅野浩子
●第31 号(2021 年度)
Ⅰ.寄稿論文
「コロナ禍における不登校支援に関する研究-遠隔授業(Zoom 利用)による学校適応感の向上-」山﨑洋史
Ⅱ.実践論文
「不登校になった自閉スペクトラム症を有する女子や学習障害を有する男子へのカウンセリング事例-診断を有することの意義や合理的配慮の視点から-」若井裕子
Ⅲ.実践報告
「場面緘黙児童に対する協働によるプレイセラピー―緘黙の起きている学校場面への適用―」枝廣和憲
Ⅳ.資料
「スクールカウンセラー便りを活用した全校型支援の模索―小学校・中学校・高等学校における各掲載事項の分析から―」初澤宣子・半田知佳
Ⅴ.報告
「教育活動において教員が感じる困難と教員へのサポート体制に関する研究」調査研究委員会
●第32 号(2022 年度)
Ⅰ.寄稿論文
「学校教育相談の力量育成-教員養成と教員研修との接続の観点から-」和井田節子
Ⅱ.実践報告
「訪問型学校支援アドバイザーの相談活動が果たす意義と役割-小学校校長の語りについてM-GTAによる分析-」根本明夫
Ⅲ.資料
「教育相談体制の充実と不登校対応教師効力感との関連」吉原寛
Ⅳ.報告
「10 年間の支援を振り返り,当学会としての支援の在り方を探る」災害被災者支援委員会
●第33 号(2023 年度)
Ⅰ.特別寄稿
「子どもの成長を支える学校教育相談の学びや関わりとその魅力」五明田典子
Ⅱ.研究論文
「自閉スペクトラム症のある不登校生徒へのコンバインド・セラピーの活用プロセス-個人臨床家によるグループ活動の導入と展開-」永山智之
Ⅲ.実践報告
「教師の情緒的消耗感を軽減させる研修の検討-ソーシャルサポートとの関連に注目して-」 山下直哉・山崎茜
Ⅳ.資料
「教員の学校におけるケース会議への意識尺度の作成とその検討」隈元みちる・藤島千絵